ウチの日当たりいいかもしんない!

晴れた日には太陽の恵みを、雨や風の日には安らかな眠りを 暑い日には木陰の爽やかさを、寒い日には真綿のぬくもりを 笑って過ごしたい夏見工務店の社長のブログ

カテゴリ:自分が感じること

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前にもご紹介しましたが、私たちは断熱改修の一つの方法として、ゾーン断熱を勧めています。
住まいの機能をもう一度見直して住まいの中を組み立て直そう!という考えです。

しかしそれ以外に住まいを「小さく」する方法はないのでしょうか?

住まいをもっと離れて見るとよくわかります。若い夫婦は家族も増え、成長するまでにたくさんの場所を使います。家族のものを分けておくスペースから、プライベートな部屋まで。日本の場合はそこが住宅の大きな購買理由だったりします。

子育てを終え、夫婦二人になった住まい手は今度はコンパクトな生活を望みます。手の届く範囲にあらゆるものを配し、高すぎるのや低すぎる場所を使わず段差のない生活をしていくようになります。

つまり一軒家暮らしと駅前賃貸のような暮らしがどこかで入れ替わるタイミングがあるのです。住宅は次の世代に引き継がれ、また使われていく、利便性の高い負担の小さな集合住宅や賃貸住宅は高齢者や住まいをコンパクトにする人たちによってこれもまた引き継がれていくというわけです。

全ての住まい手がこの考えに同調してもらえるわけではないでしょうが、住宅を紡ぐことが必ずしも家族の使命ではないということも、一つの考えにしてはどうでしょうか?

ゾーン断熱は住まいを器として考えるだけでなく、地域の人間関係、そこに住まう必然性、家族との深い愛などから、実際の生活には全く合わなくなった住まいをどうしたら安全に快適に出来るのかを追求した結果、今の住まいの機能を集約し、家の中に小さな家を作ることでコストを小さくしながら、条件を整えて行くことを考えていきます。

そうして出来上がったお家は小さくまとまりながら快適な生活ができます。そのためのコストは綺麗にするだけのリノベーションよりはやはりお金がかかります。しかしいつもの笑顔、いつもの日差し、いつもの風邪を感じながら今までの住まい方を大きく変えず、身も守る場所作りができます。

自宅を改修される時、一度考えて見てください。たくさんの選択肢をしっかり吟味して、最良の答えを出してもらえたら、と思います。そのお手伝いが出来たら本当に嬉しいですね。

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3年ほど前から事務所のコンクリート部分を剥がして
菜園をしています。
していますというか、母の趣味でいつの間にか畑に(笑)
最初は観葉植物の花壇でしたが、いつからか収穫の出来る
畑に生まれ変わっていました。

母方は5人の女兄弟で、おじいさんは跡取りがないと
嘆いていたところに孫の中で初めて男で生まれたのが私でした。
それからというもの、農業の英才教育?をうけ、小学生の低学年では
キャベツに付くモンシロチョウの芋虫を夜な夜な取りに行ったり、
そのころ新車で購入した稲刈り機をいの一番におしえてくれたり
してくれました。

まあ今では全くやり方覚えてないのですけれど、畑に青々とした葉っぱが茂ると
ウキウキします。うまいんだろうな~と。
もうちょっとパワーアップして時間ができたら野菜のレパートリー増やします!

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父方のほうでも私は孫の中では少ない男の子でした。
滋賀県の日野というところで建具屋をしていました。
京都で修業をしたおじいちゃんは、京都御所にも建具を収めたことがあるそうです。
御所のどれかは102歳で大往生するまではっきりとは聞けませんでした。

そのせいか、解体工事などで古い建具を見つけてしまうと、
頂いて収集してしまいます(笑)もちろんお客様に許可をもらっています。
建具は非常に精巧で、乾燥が均一でないと変形や建てつけがおかしくなります。
つまりいい木でいい仕事がしてあります。
年代やその地域の風習によってもちょっとずつ違うので
非常に面白い発見があります。
こちらも時間ができてくればちょっとずつ整理整頓してみたいなと思っています

いろんなことはやってみないとわからないところがありますね。
是非行動あるのみ。人生一回きり(笑) 

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1984年85年の鈴鹿8時間耐久オートバイレースに参戦した
「WhiteBull」というバイクがあります。
チーム生沢/無限/ムーンクラフトというそうそうたるメンバーのコラボチームです。
極彩色のチームが乱立する中、真っ白なボディに赤のみのロゴで
ちょっとおとなしかった印象があります。

ムーンクラフトの由良卓也さんは、車のボディデザインでは一世を風靡していて、
由良さんのボディでないと勝てない、とも言わしめていた人でした。
バイクに興味を持っていた私は、このころバイクレースにはまり、この8耐も
見に行ったものです。

現実に近くでこのバイクを見ているのですが、写真では想像のつかない程コンパクトで
他のバイクのカウリングとは全く違う考えになっている事を知りました。
当時すべてのバイクはハンドルの前からエンジンをすっぽり覆って後輪の手前まで
玉子の様に包むのが主流でした。WhiteBullは空気の流れからそれを上下に分け、
ライダーへの負担と、エンジンの冷却をうまくバランスさせていました。

耐久レースとはいえ、世界戦の中では一番短いとされて、スプリント競技とみなされていた鈴鹿8時間耐久レースは、各社ともスプリント仕様の内外装とする中で、このバイクはシートを分割し、厚みと幅を持たせ、ライダーの疲労や振動を軽減したりもしていました。シートカウルも今では常識になっている形状を早くも取り入れ、ライダーとバイクの負担を減らす大ぶりな独特な形状をしていました。
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当時、いろんな批判もありましたが、耐久レ―スにおいて、チームで考え
いろんなマネジメントをし、ライダーが最大限仕事をできる環境作りを
ゼロから考え、形にすることができたことに尊敬をしますね。

これから家つくりがまったく同じ様相を呈していることに気づきました。
もっともっと住まう人にフォーカスをして考え方を変えてみようと。
しかしこのバイクも同じように、乗り手(住まい手)も
変えなければうまく乗れない(住めない)と思います。
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自分たちを取り巻く変えようのない世界、それと自分たちが生きて繋げようとする世界、
新たに知ってそれを取り込みたい世界。
作り手も住まい手も少し立ち止まって考えないといけませんね。
何のためのお家なのか?部屋なのか?窓なのか??
住まいの原点から見直すいいチャンスかもしれません!




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ゾーン断熱、というものをしています。
数年来、既存のお家をどうしても寒さから逃れたい!という相談が
後を絶ちません。
相談してくださる方は、子供を巣立たせたご両親や、もうおひとりになった方
金銭的に余裕はないけれど、寒さ暑さが染み入るお年頃のお方が圧倒的です。
家族たくさんでワイワイやっていたお家も、一人ずつ巣立っていくにつれ、
一部屋ずつ余っていき、今や二階は都合のいい物置(笑)
盆暮れ正月にはにぎやかになるも
360日は静かな生活だよ、という方がほとんどです。

断熱気密をすることで、冷暖房が効率よくなります。
高断熱高気密になっているお家の、冷暖房の効き方が、緩やかで優しいことを
いまやたくさんの方が体感しています。
温度を急激に動かすのではなく、じっくり小さな変化でいられるようになると
体も警戒を解いてリラックスしてきます。無駄な緊張は肩こりなどの筋肉の緊張をおこし
血流も悪化してしまいます。

では、この二つをどうやって結びつけるとしましょう??

「家の中にもう一軒建てませんか?」
いつもこう話し始めます。

手を余すお家をすべて断熱気密をするのは資金的にも難しく、現実的ではありません。
かといって、お風呂だけ、窓だけ良くするのは
温度差がかえって大きくなるかもしれません。
そこで、まず生活を小さくできるか相談します。
実際の生活をじっくり見るとそんなに大きなエリアが必要なのではなく、
作業すべき場所がまとまってさえいれば、ちっちゃく住めることがわかります。
「食う、寝る、家事する、風呂る、おトイレる」に「しまう」があれば大丈夫。
これをこじんまりまとめたいのです。

小さな住まい方が決まればもう簡単。その範囲を断熱しましょう。
さらに窓はできるだけいいものに。
範囲が小さいので、無垢のフローリング貼ってみたりできるかも。
お家に帰ってきたらそこから出ない。そこに吸い込まれていく。
愛をこめて「断熱ホイホイ」って呼んでます。

住まいを変え、住まいかたも一工夫することで、面白く気持ちのいいお家に
変えられます。

 


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ご近所の古いお家を直させていただくことが多いです 。
滋賀県では紅柄(べにがら)という 柱を赤く塗る真壁の
お家が沢山あります。真壁(柱が内外ともに見えているつくり)は
柱と梁の間に壁を作り、そこに漆喰などの仕上をしています。

また、そういったお家の離れには「藏」があります。
財産を守るために本家とは違うところに建て、まあいわゆる
大きな金庫の様に使われていたようですが、そこは置き屋根といって
まずは土壁と漆喰で屋根も形づくり、その上にわざわざ木組をして
屋根をさらにかけていきます。

今の時代にここまでの仕事をするにはとってもお金がかかります。
それは技術の衰退や人件費など様々な要因がありますが、
私は、住まい手側にも遠からず変化があると思っています。

住宅はどうしても劣化や 汚れが出てしまいます。
いかに日頃気にしておくかが早期発見!のコツです。

つまり、お家にいる時間や向き合う時間が、昔のほうがあったからこそ
こういった高価な仕事を大事にできるのではないか?と思っています。
ワークライフバランスが良かったとも言えますが・・・・

そこにライフのようなワークがあったと思いました。
草を抜く、基礎回りを綺麗にする、外壁の埃を取る、
屋根をじっと見てみる、建具に蝋をぬる、畳を干す、障子を張る・・・
これはDIYでなく、私はライフとすべきかなと思っています

もっと建物や住まいに向かう時間を作るためにワークライフバランスを考えて
みませんか?余暇として旅行や買い物、まったりと過ごすことだけが
ライフではないと言い切りたい(笑)

こだわったお家を長持ちさせたり、より美しくしたり。
家のために休みを過ごす。。。こういう暮らしお勧めしたいです。
まあ、この動きを「勤勉」とほかの国の皆さまが見てるのかも
しれませんね!

バイオマスエネルギーも、窓の開け閉め、日射遮蔽のスクリーンを下げることも
大きなライフのイベントだと思います。生きることを楽しめる幸せ
そこには「足るを知る」ことも必要です。たくさん買うために
収納を大きくしたり、より多く稼いでくる羽目になったり、
どんどんワークの領域が大きくなるのです。

DIYでものつくりするだけが、大きく取沙汰されていますが、そもそも
その棚が必要なの?という観念も必要かと思います。
きれいに掃除するライフから、住まい方を研究してみたいですね!

 

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