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1984年85年の鈴鹿8時間耐久オートバイレースに参戦した
「WhiteBull」というバイクがあります。
チーム生沢/無限/ムーンクラフトというそうそうたるメンバーのコラボチームです。
極彩色のチームが乱立する中、真っ白なボディに赤のみのロゴで
ちょっとおとなしかった印象があります。

ムーンクラフトの由良卓也さんは、車のボディデザインでは一世を風靡していて、
由良さんのボディでないと勝てない、とも言わしめていた人でした。
バイクに興味を持っていた私は、このころバイクレースにはまり、この8耐も
見に行ったものです。

現実に近くでこのバイクを見ているのですが、写真では想像のつかない程コンパクトで
他のバイクのカウリングとは全く違う考えになっている事を知りました。
当時すべてのバイクはハンドルの前からエンジンをすっぽり覆って後輪の手前まで
玉子の様に包むのが主流でした。WhiteBullは空気の流れからそれを上下に分け、
ライダーへの負担と、エンジンの冷却をうまくバランスさせていました。

耐久レースとはいえ、世界戦の中では一番短いとされて、スプリント競技とみなされていた鈴鹿8時間耐久レースは、各社ともスプリント仕様の内外装とする中で、このバイクはシートを分割し、厚みと幅を持たせ、ライダーの疲労や振動を軽減したりもしていました。シートカウルも今では常識になっている形状を早くも取り入れ、ライダーとバイクの負担を減らす大ぶりな独特な形状をしていました。
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当時、いろんな批判もありましたが、耐久レ―スにおいて、チームで考え
いろんなマネジメントをし、ライダーが最大限仕事をできる環境作りを
ゼロから考え、形にすることができたことに尊敬をしますね。

これから家つくりがまったく同じ様相を呈していることに気づきました。
もっともっと住まう人にフォーカスをして考え方を変えてみようと。
しかしこのバイクも同じように、乗り手(住まい手)も
変えなければうまく乗れない(住めない)と思います。
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自分たちを取り巻く変えようのない世界、それと自分たちが生きて繋げようとする世界、
新たに知ってそれを取り込みたい世界。
作り手も住まい手も少し立ち止まって考えないといけませんね。
何のためのお家なのか?部屋なのか?窓なのか??
住まいの原点から見直すいいチャンスかもしれません!