ウチの日当たりいいかもしんない!

晴れた日には太陽の恵みを、雨や風の日には安らかな眠りを 暑い日には木陰の爽やかさを、寒い日には真綿のぬくもりを 笑って過ごしたい夏見工務店の社長のブログ

2013年02月

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住まいの環境を変えよう!と思い立ってパッシブハウス・ジャパンの門を叩いて
6月で3年目に突入する。怒涛のような月日であったが、非常に濃い毎日を過ごしている。

もともとの発端を紐解いてみると、まずペアガラスに興味を持ち旭ガラスの「サンバランス」を採用したそれまでは空気層6mmのペアガラスをアタッチメントで単板サッシに取付け設置。しかし最悪の条件(北窓・居室・カーテンあり)で結露してガッカリして探し当てた。

そして次世代省エネルギー基準というのを知り、当時断熱の厚みを幾らにするのか悩んでおり 目の前が開けたのを鮮明に覚えている。そして現場発泡ウレタンとの出会い。これはセンセーショナルだった。だって、2日程で作業が終わり、隙間もほとんど出ず(?)、施工精度が一定になる!こりゃ凄い!と。

その頃の話題は「結露」だった。やはり壁体内結露が怖く、アクアフォームを使い出すも、2件で中止。フォームライトSLとアイシネンで価格で変更している。どちらも透湿抵抗が低く、内部に透湿させない方法にしているので、外部面材を透湿抵抗を下げ通気層で逃がすとしていた。

床断熱が関西では多く、「なぜ?」と調べると出る出る「シロアリ」の文字。外張り断熱を真似た西日本各地の基礎外断熱材からシロアリ君が登りまくりだった。そんなのを見て恐ろしくなり、床断熱へ。そうすると出ない気密に興味が湧いてきて、あれこれ気密シートを探す様に。

そうして建てさせて頂いた、お家で「???」となってしまった。建築地の違うお宅で、室内の環境が全く違った。滋賀県は北部と南部での気候がⅢ地域とⅣb地域程違うのだが、まさにそのまま自然温度差がでてしまった。

「なんで?なんで?」となり、開けた扉が閉まってしまうはめに。調べていくうちに次世代っていう未来の名前の基準は平成11年にできており、設定が古いということと、Ⅳ地域(当時は2分割 ではない)のがなんて広範囲なのか!味噌もクソもいっしょか!と嘆き。

そうやってたどり着いたパッシブハウス・ジャパン。さてそこからどうなっていったのか?
続く(笑) 

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先般から進めていた断熱気密改修。Q値換算では4.2程度から2.1へ
C=10.0から2.0~3.0へ目標をおき工事を進めた
屋根:吹付けウレタンt=140 壁:外張りEPSt=100 床:フェノールフォーム66+45

なかなか仕上がらなくて困っていたが、昨日測定することが出来た。
結果はC=2.9。最初は測定出来なかった。あれれれ?と思っていたら通気口を忘れていた
色々忘れて3回目にやっと計測。で、写真の結果。

浴室・トイレの間仕切りをばらさない状況で床の気密を取っているので、このへんの数値だろうと思っているが
もうちょっといくとは思っていた。しかし2.9。元の10.0からは約3倍の気密性能。
409平方cmということは20cm四方の空間が開いている事になる。。

20センチが大きいかどうかは、ハウスメーカーのC値が参考になるかもで、
某鉄骨系のC値は4.0~5.0 木質系なら2.0~2.4程度である。
最新の木質系住宅程度には強化出来たことになった。

しかし、断熱改修の気密、特に床断熱の気密は難しい。
設備貫通が多いのも然ることながら、壁や間仕切りが既存の場合、気密ラインの確保が
一定の納まりにならない。つまり出たトコ勝負なのである。

こういった場面で「経験」や「知識」がものをいうのではあるが、やはり失敗しやすい。意外と難面は
うまく気密を取ってくれるが、平滑な場所で失敗する。
「空気」を舐めてしまうのである。大丈夫だろ?と

とある方に言われた事がある。「断熱や日射取得・遮蔽はプランからの計画が必要で、施工現場で防げない場合が沢山あるが、気密はまじめに、丁寧にすると絶対結果が出るよ。頑張って!」と。
どこか真面目では無かったのかどうかは調べて見ることとするが、やはり現場の
「監督」「職人さん」が如何に意識持ち続けられるか、そこが重要なのだろう

しかし、分かりやすいマニュアルも見かけない。やはり自分たちで品質確保の
水準を持って仕事をしなければならない。









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バタバタとしているうちに金曜日が過ぎ、滋賀県は雪模様の土曜日。
今年は冬の天候が安定せず、振り回されることが多い年だなぁと。

ドイツに行ったのはもうすごく昔の様ですが、今回はパッシブな建物だけで無く歴史的なもの、巨大なものなどを見る事ができました。幾つかを紹介していきたいと思います。

ヴァイセンホーフ地区という、白い家を意味するこの名の街区の入口に建つ、コルビュジェ設計の共同住宅というか二世帯住宅というか、兎に角プランが鏡返しされた住宅。

設計はなんと85年前。日本の暦だと昭和2年。いなかのおばあちゃん家に行くイメージかなと思って、マジマジと見て、
「わぁ、カッコいいな!」と思いません?

当時の技術の最大の革新だったメルセデスのパンフレットにのっているのだけれど、
この建物は飛び抜けて垢抜けていた。

建築学にも深く無く、コルビュジェにも疎い僕なんかは全くわかってないんだけれど、85年経っても何かしら語りかけてくるエネルギーの凄さに唯々脱帽。

当然、天才なんだろうけれど、僕たちにも美しいと思える感覚があるのだから、気持ちに逆らわずに今できる仕事のなかに感じて作っていきたいと心の底から思った。

見れるチャンスがあればぜひ見て欲しい建物の一つだと断言します!

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当社の車には一部を除いて「建もの燃費ナビ」シールが貼ってある。
会社の玄関にも貼ってある。広告料は一切もらっていない。
どっちか言うとください。CPUさん(笑)

私としては、当社が燃費を計算し、地球に・財布にやさしい建ものを作って参ります!
というようなことは一切考えず、「建ものの燃費でなんのことや?」と
思ってもらう為に、日々燃費とは裏腹に県内を走り回る社用車が宣伝してくれるだろう
そんな考えだった。

そんな「軽い」気持ちであったシール貼りであったが、この度の軽トラックの買い替えで
在庫が切れた。もういいか?と思っていた。
そんな時に社員さんから「燃費の測り方ってどうすんですか?」との問い合わせ。

え?と思ってまさかと聞きなおすと、燃費だけでなく、健康になるために温度が重要で
燃費は将来のためですよね?と。
確かに会議の時にいつもちょこっとパワポ使って話してるけど。嬉しかった。

なんせ弟と両親が家を治すといった時に、相談してくれたのが更に嬉しかった。
いっしょに仕事しているのではあるが、好きなことしまくっている印象だろうと
思い込んでいたからで。。

まあ、好きな事をしまくっているのは事実であるが、本当に正しいと感じることを
身内から認めてもらえるのは非常に嬉しい経験だった。ありがたい。

こだわり切ると言うのは、本当に難しい事だと思う。しかしPHJメンバーや両理事との
沢山の経験が確信に変わって来ているのは確かである。

当社に来てくれる本当に奇跡の出会いの方々にもこの思いと経験を伝えれるように
これからも「こだわり切って」みようと思う、今日此の頃である。

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T社長の来阪に伴い、食事会をしてくださることとなり大阪・豊中まで参りました。
新人(?)であるA社員さんのお披露目会と称し皆で集まることに。
松尾さんも社員の今瀧さんを連れて打ち合わせが大阪であるということで
松尾さんチョイスのお店に行くこととなった。

大阪モノレール少路駅より歩いて5分、幹線道路沿いにあるビルの2階に
ちょっと入りづらそうな店構えとともに大きなドアが迎えうつ。

松尾さんとは先日の栗東講演以来ですが、その時も話題になっていた
「ミシュラン」での食べ歩き。
世界中の食通を唸らす、ミシュランの選考調査員には日本人の方もおられるらしく
いつ調査されたかも分からないという、建築業界には全く考えられない手法での
評価方法で星の数でおすすめ度を図ると言うもの。

今回は2つ星という、少し敷居の高そうなイメージだったが、 
まず個室ということで、恥をかかなくて良さそうだった。
実はここは重要で、カウンターなんかに並んだ日には、食事の作法・注文の仕方・周りへの気遣い・・・・・
日頃のボロが出まくる中で、食事の味なんて判るわけね~~となるトコロですが、
個室はまぁ、賄いさんが来られる時だけ緊張してりゃと(笑)ズルができるわけで。。

さて、料理ですが、少しの料理が沢山出てくる懐石ムード満点のタイプ。
松尾さんにして「仕込みの時間考えたら頭が痛くなる」と言わしめた、手の込んだ料理の数々。
聞いたことのない食材を説明頂き、ほとんど覚えていないという暴挙www

とにかく手を抜かない一連の流れ。圧巻は土鍋の「ご飯」でした。
水です。水が全く違う。全く雑味のない水。それでしっかり精米したお米を浸けてしっかり吸わせて
きっちり真面目に仕事してあり、硬さ・ツヤが完璧だった。
本当に仕事にビックリさせられたお店だった。
ミシュラン、買って調べて見てください(笑)

建築の世界にもこういったシステムを作れないか、舌という、ものすごくファジーな人間の感覚なのに
研ぎ澄ました人間が探し当てるのは、本当にハズレがない!と松尾さんも言う。

空気の環境は人によって体感温度が違うし、快適温度が違う、と
一般的にはよく講習でも聞く。本当だろうか?もしかして感覚を磨けば判るのでは??

お腹が減っていると言う、ものすごい「調味料」はあるが、食事が進むに連れて膨れるはずで、
圧巻のご飯は最後に出てきたのである。

いつか、建築のミシュランをやってみたいものである。。。

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