ウチの日当たりいいかもしんない!

晴れた日には太陽の恵みを、雨や風の日には安らかな眠りを 暑い日には木陰の爽やかさを、寒い日には真綿のぬくもりを 笑って過ごしたい夏見工務店の社長のブログ

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さて、前回より続きます。
暑さ寒さを伝えないように断熱することが大切です。
「安心できる」これは体感しないと分かりにくいかもしれません。
でも、体感できると一生忘れない、とも言えます♪

まずは中に住まう人たちが快適・安心であること。ここが重要です。
私は冷暖房がちゃんとされているという条件ならHeat20のG2グレード
という基準がギリギリだと思います。
簡単に言うと、滋賀県なら
屋根の断熱(グラスウール16K)24cm
壁の断熱 (グラスウール16K)14cm
窓    (樹脂製サッシ)3重ガラス
大まかに言うとこれくらいです。

ここまで行くのが、まずはスタートラインです。
そんなに?たくさん!と思いでしょう。これがまず普通と考えてください。
どうしても隠れてしまうので、あまり気にされないと思いますが、
性能を決める要素なので、どれくらい木が乾いてて目が詰まってるかと同じくらい
気にして頂きたいのです。

もう一つ、これは滋賀県です。北海道ではありません。
滋賀県の冬の気候ですらここまでの断熱が必要です。

さて、ここからが私たちが目指していくべき「どこまで断熱」の世界です。

実際、断熱材をしてあるからといって、冷暖房が不要なわけではありません。
必要な時間、必要な容量で動かさないと、しっかり断熱していても
温度は下がって(上がって)しまいます。
ここを勘違いされる人がほんとに多いです。
断熱がしっかりされたお家ほど、連続的に冷暖房をしたほうが効率も温度変化も
小さいのです。特に夏場は、屋外が大きな温度変化(熱くなる)があるのと、
湿度がとてもたくさんあるので、除湿に時間がかかるので連続運転をすすめます。

温度変化を小さく連続にしたほうが効率が良く、光熱費も抑えられるというわけです。
でもこれがなぜ、断熱の量と関係あるのでしょうか?

断熱材によってできる熱が伝わりにくくなる状態は、当然室内の保温効果にも
大きな影響を及ぼします。保温された内部をいかに一定にするか、そのために
冷暖房設備をどのくらいの容量で動かし、どれくらいのエネルギーを使うのか。
ここからは「燃費計算」をすることになります。

私たちの目指す「どこまで断熱!」はいろんなゴールがあると思います。
快適・安心な室内環境はもちろんのことですが、それを維持するために使ってしまう
エネルギーの量を無視するわけにはいきません。
一年間に
暖房:30KWH/㎡・年
冷房:30KWH/㎡・年
を使ってしまうエネルギーの量の目標として、断熱を決めるというのをお勧めしています
これは、間取りやお家の大きさ、窓の数や方位、お隣さんの建物などで
変わっていく「燃費計算」で計算されます。一軒一軒計算された結果が違うので、
実は断熱材の量も違うのです。

今、建てるお家は実は何十年も家族を支え続けます。住宅ローンが受けられて、幸運にも
夢のマイホームを建てるのは、当然家族のためです。
でも、その家族が幸せに暮らすのにも、太古の昔の人々が守ってきた資源を消費しています。
今がすべて昔の恩恵であれば、今は未来のための蓄えでもあると思います。

是非、住まいを建てるのなら、自分たちの何世代も後の家族のために、
どういったことができるのか知恵を絞って住まい作りを考えることを
絶対するべきだと断言しておきます!


 
 

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とかく最近は高気密高断熱というキーワードが世間をにぎわしています。
断熱や気密はずっとやっていることで、普通に考えたいものです。
冬の布団の首回りはヒヤッとします。そこでギュッと隙間を埋めます
これ、気密です。
服を重ねて着るとき、寒さを防ぐのに前のジッパーをしめます。 
これも、気密です。
ダウンジャケットを買って着ます
これ断熱です。
実際に体で体感するとよくわかるんですが、建ものの中にいると
何故か混乱しますよね?
そこに「輻射」「対流」が入ってきます。
輻射はある面が持っている暑さ、寒さが伝わってくる、
対流は空気や水の温度差によって軽さ(重さ)が変わり動いてしまう、
そんな現象が起こります。
人が服を着ているときも同じことは起こっているのですが、
ピッタリとしているので限りなく小さくなっていると思います。
人はすごく敏感にこのようなことを感じています。
服やちゃんとした建物がない太古の昔にいかに身を守るのか、という進化を遂げ
特に寒さには敏感になったようですね。

建ものを断熱・気密することで、この感覚を和らげていきます。
つまり本能的に「安心」や「安らぎ」を持つことができるはずです。

ここが重要で、「安心できる」感覚になるまでの環境、が必要なのです。
つまり、何も危ない!と感じない状態が、必要な断熱の量なのです。
しかし、冷房や暖房をしない!という意味ではありません 。
気候が刻々と変化し晴れや雨、風などもあり、
恒温動物の私たちは暖や涼をとらないと体温が維持できません。

壁が冷たく(熱く)ない、対流の小さいお家を作る 。
断熱でそれはかなえられます!!

でも、もっと断熱しないといけないんです。
どうしてなのでしょう??

続く・・・・・
 


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ご近所の古いお家を直させていただくことが多いです 。
滋賀県では紅柄(べにがら)という 柱を赤く塗る真壁の
お家が沢山あります。真壁(柱が内外ともに見えているつくり)は
柱と梁の間に壁を作り、そこに漆喰などの仕上をしています。

また、そういったお家の離れには「藏」があります。
財産を守るために本家とは違うところに建て、まあいわゆる
大きな金庫の様に使われていたようですが、そこは置き屋根といって
まずは土壁と漆喰で屋根も形づくり、その上にわざわざ木組をして
屋根をさらにかけていきます。

今の時代にここまでの仕事をするにはとってもお金がかかります。
それは技術の衰退や人件費など様々な要因がありますが、
私は、住まい手側にも遠からず変化があると思っています。

住宅はどうしても劣化や 汚れが出てしまいます。
いかに日頃気にしておくかが早期発見!のコツです。

つまり、お家にいる時間や向き合う時間が、昔のほうがあったからこそ
こういった高価な仕事を大事にできるのではないか?と思っています。
ワークライフバランスが良かったとも言えますが・・・・

そこにライフのようなワークがあったと思いました。
草を抜く、基礎回りを綺麗にする、外壁の埃を取る、
屋根をじっと見てみる、建具に蝋をぬる、畳を干す、障子を張る・・・
これはDIYでなく、私はライフとすべきかなと思っています

もっと建物や住まいに向かう時間を作るためにワークライフバランスを考えて
みませんか?余暇として旅行や買い物、まったりと過ごすことだけが
ライフではないと言い切りたい(笑)

こだわったお家を長持ちさせたり、より美しくしたり。
家のために休みを過ごす。。。こういう暮らしお勧めしたいです。
まあ、この動きを「勤勉」とほかの国の皆さまが見てるのかも
しれませんね!

バイオマスエネルギーも、窓の開け閉め、日射遮蔽のスクリーンを下げることも
大きなライフのイベントだと思います。生きることを楽しめる幸せ
そこには「足るを知る」ことも必要です。たくさん買うために
収納を大きくしたり、より多く稼いでくる羽目になったり、
どんどんワークの領域が大きくなるのです。

DIYでものつくりするだけが、大きく取沙汰されていますが、そもそも
その棚が必要なの?という観念も必要かと思います。
きれいに掃除するライフから、住まい方を研究してみたいですね!

 

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